アジアの女性の子どもネットワークのスタッフが、日常の作業やイベント告知などを行います。タイ駐在スタッフの書き込みもあります。
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自立と希望

山地民の多くは、家庭内における男性の権限が強く、女性の自立が難しい状況にあります。

もちろん家庭円満で、幸せに暮らしているのであればいいのですが、中には家庭に問題があり(例えばDVやパートナーの浮気、麻薬など)夫とは別に暮らしたいと思う女性もいるでしょう。

しかし男性が絶対的なコミュニティにおいて、女性が子どもを連れて家をでることはなかなか難しいのです。

とびだしてみたけれど、結局は生活が立ち行かず再び問題のある夫の下へ戻ったり、仕事を探すことが難しいため性産業の道へ進む女性もいます。
現在30歳以上の山地民女性の中にはタイ語の読み書きが十分に出来ないという人も多くいます。

そして土地も十分になければ農業で生活をするのも難しいでしょう。

結局は日雇いで土木工事や大きな農園で肉体労働をすることになります。
賃金は安く、多くの場合は社会保障もありません。

もちろん中には、すごいパワーを発揮してパートナーをコントロールしているような女性もいますが・・・


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去年、THE BODY SHOP様からの女性により、タイ・チェンライで女性の自立支援事業(手工芸品の技術指導)を行いました。

この中にいた女性の1人が数ヶ月前、家庭の事情で実家に子どもをつれて帰ることになりました。

こういうケースは過去に何度も見ていますが、結局はうまく自立していくことが出来ず、焦って再婚したり、満足のいく仕事に就くことが出来なかったりと状況が更に悪化してしまうようなケースが多かったように思います。
ですから、この話を聞いた時は心配してしまいましたが、同じ村の女性たちによると

彼女は今、とっても幸せよ!!

だそうです。

というのも、このPさんは実家に帰ってから、小さな洋裁店を開店させ近隣の村の人の服を修理したり、洋服やカバンを仕立てて生計を立てているそうです。
今までそういった店がなかったのと、彼女の腕が大変良いので、繁盛して忙しくしているようです。

技術があるというのは、すごいなと思いました。
手に職ですね。

もともと前向きな人でしたが、見事にピンチをチャンスに変えることが出来たわけです。

この話をここで紹介しているのは、「女性たちよ!家をでよ!」というメッセージではもちろんなくて、女性でも男性でも何か生きがいを持って暮らすのは大切なことだなと思ったからです。

どうせ私なんて・・・ではなく、自分の価値を高めていける姿勢。
Pさんから学ぶことはたくさんありました。
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by awcnetwork | 2012-10-11 15:08 | タイ駐在員